2021/05/10 10:55

こんにちは。ColorfulStonesです。


大きなニシキヘビが逃げ出したという話題が全国的に報じられていますが、現場?は近所でないにしろ割と近い場所です(区内)。
過去に動物に関わる業界にいたこともあり、私自身が万が一どこかで出くわしても問題ないのですが(何かできるというわけではないですが)、特にお子さんには危険なケースとなる場合があるので早めに見つかればいいのなぁ、と思っております。

さて、気が付けば本記事は5月に入ってからの最初の記事ですね。
今月はいきなりゴールデンウィークだったという事もありつつ、周辺でも色々なことがあり、考えることの多い月始めとなりました。
そんな中、何もしていなかったわけではなく、ついに?新しい物に手を出し始めました。


シルバーリングの制作です。
…写真の様子から、まず指に目が行くような気がしますがそれはスルーしてください。

新しい事、と言いつつシルバーに関しては全くの未経験ではなかったのですが、リングの制作は今回が初めてです。
あくまで天然石を使用することが前提なので、だいぶ難度の高いことをやっていますが、技術が追い付いていないというか、むしろ技術なんて言葉を使うなよ、素人が!くらいな状況で大苦戦いたしました。

当然ながら大苦戦することは予想しており、最初は簡単なものを作ればよかったのですが、天然石の使用、ただ丸い輪っかなら既製品等々でいくらでもあるからつまらないなどとそれらしい理由を自分の中に植え付けていた結果余計なことを色々やっております。

今回は工具、器具が揃っていなかった状況でもあったので、試作の意味合いが強かったのですが、ひとまず、

・焼成したらどう変化するのか(収縮・形状変化)
・天然石との同時焼成は本当にできないのか(公式的にはできないとしている)
・絶対に必要になる工具は存在する

などのあたりの勉強をすることが出来ました。

ブログの存在意義的な視点から一番の内容は天然石に関する事柄です。
何故天然石と同時に焼成してはいけないといわれるかというと公式的には、
インクルージョンなどの関係で、同時に焼成すると温度変化で割れるよ、とされています。
(色が変わる、脆くなるなども理由として挙げられています)

もちろんこれはウソではなく、実際そのケースは多いと思います。
ですが、天然石の加工で加熱による色彩に変化を与えるものなどがあるので、割と行けるものもあるのではないかと考えたわけです。
結果、埋め込みでの焼成を行ってみたわけですが、「今回は」割れることがなくすべて同時焼成が出来ました。

これができるかできないかはだいぶ違う話になってくるもので、まったくできないとなった場合、天然石を留める部分をどう作るかなどを考えなければなりません。
そこに来て銀を焼成すると収縮するというルール?が存在するので、1㎜以下のサイズの差がある天然石のルースをしっかりとした形で石留めするとなるとなかなかに大変な作業になると思います。

当然、同時焼成はイレギュラーな方法ですので、決してメインの手法としてやるべき内容ではないと思いますが、実験できたことで手段が少し広がったのは収穫だと思っています。

直近ではないですが、もう少し実験などを行いつつ様子を見て、ラインナップに加えることもあるかもしれません。
ただし…いわゆる宝飾品のような精巧なものではなく、少し謎な作りになることは確定的ではあるのですけどね…

デザインなどの考え方も若干ながら勉強していますが、少なくともそれに依らないものが量産されそうです。

以上、私が扱えるような必要な工具を探し回りつつ今回はこの辺で。